いばらきオペラ亭vol.39《ロメオとジュリエット》、終演いたしました!
足元の悪い中、たくさんのお客様にご来場いただき、誠に有難うございましたm(__)m
1年以上ぶりのオペラの現場で、任せていただいたジュリエットという大役…正直不安と緊張がとても大きくて、プレッシャーに翻弄される日々を送りました(笑)が、本番は暖かいお客様と頼れる共演者のみなさんに支えられ、楽しんで歌い切ることが出来ました!
ジュリエッタという役は正直今の私には少し重たいレパートリーだったのですが、何度も観客として足を運んでいた「いばらきオペラ亭」の舞台…このご時世にその舞台に立たせていただけるなんて、こんな有難い機会があろうか!と思い、勇んで引き受けさせていただきました。
冒頭の有名なワルツに始まり、甘美で美しくも一時も油断できない重唱に、地味にしんどい結婚式(笑)、私は一生歌うことはないだろうと思っていたアリア、そして悲劇のフィナーレ…普段あまり経験したことのない演技や歌唱が求められとても難しかったですが、とってもやりがいのある演目でした!
今回はハイライト公演でしたが、合唱曲はとっても美しいし、決闘のシーンも人数がいればもっとすごい迫力だろうし、今回できなかった結婚の2重唱も美しいいいいい曲だし…是非またいつか全幕勉強したいなあと思いました!
ロメオ役の木下さんと♪
身長差&年の差カップルでした(笑)が、いつも素敵な歌声でリードしてくださいました!
なんといってもこの、有名中の有名なTHE悲劇のヒロイン!
愛することを知り、愛するがゆえに、命を絶つ2人…あのラストシーンを演唱することができ、感無量でした…!
ついに自分の腹を切り、絶命する演技をするときが!←
絶命する演技って結構難しくて、死にそう!というお芝居をしつつもしっかり声を出さねばならないので(笑)スカートの下でめちゃくちゃ足を踏ん張って歌っていました(笑)
他にも、重いドレスの下で手を使わずスっと立ち上がらなければいけないところがあったりして、翌日は太ももが筋肉痛になりました…←
こちらは終演後の一枚。
悲劇のヒロインって終幕はすでに死にそうなところから始まることが多いので(ジュリエットは死んでいるところから始まりますが…)ようはドレスではなく、お部屋着なことが多いんですよね。
集合写真は基本終演後に撮るので、みんな立派な衣裳を着ていても、悲しいことにヒロインはネグリジェなんですよね…(笑)
ヒロインあるあるなのかしら。
(案外ヴィオレッタくらいしか思いつかなかった←)
個人的な反省点はたくさんありますが、この時代に舞台でオペラを歌わせてもらえること、そしてそれを聴きに来てくださるお客様がいてくださること、本当にありがたいことだなあと噛みしめる本番でした。
まだまだ大変な世の中ですが、私たち音楽家はこの音楽の火を消してしまわないように、これからも日々生き抜いてまいります!
どうぞこれからも、応援よろしくお願いいたします!!
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