初めての制作


秋の怒涛の本番シーズンを終え、12月末の本番までようやくゆっくりすると思っていたのですが、急遽ある予定が入り、先週までどったばたの毎日を過ごしておりました。(笑)
 
この度、にしのみやオペラ「支配人は見た!」公演にて、制作サイドでお手伝いさせていただきました!✨

にしのみやオペラというのはこの公演が旗揚げとなる新しいプロダクションで、大学院の先輩である斉戸英美子さんが企画されていて、人が足りないからどうか!ということでお声がけいただきました!
 
今回私は制作補助、そして児童合唱の統括という名目でかかわっていたのですが、オペラ公演の裏方をするのは実は今回が初めて。
とても貴重な経験をさせていただきました。
 
 
舞台には何度も立たせていただいているだけに、裏方のお仕事についてもある程度の基礎知識はありますが、なんといっても今回自分がそこに立つことで、いかに大きな労力が公演の裏に積み上げられているのか、ということを、身をもって痛感いたしました。
 
 
稽古の10分前に会場に着いても稽古が出来るのは、1時間前から誰かが稽古場の準備をしてくれているからで
 
毎回小道具を使って稽古できるのは、それを持ってきて、片づけて、保管してくれる人がいるからで
 
舞台を想像して稽古できるのは、本番通りの場ミリを測って可視化してくれる人がいるからで
 
GPと本番でぐっと舞台のクオリティがあがるのは、稽古の後は閉館時間まで、本番前も開館時間からかかりきりで作業をしてくれる人がいるからで
 
謝礼の計算とか、苦手な税金のことを調べて計算して修正して…もらう側の人ってなんて楽なんだろうと。←
 
 
そして今回、児童合唱の統括もあったのですが、それがまた要領を得なくて…(笑)

夜の稽古だし物騒な世の中送り迎えなどの都合もあって、入り時間だけでなく開放時間も明確に示すようにしてはいたんですが、稽古ってこちらの都合おかまいなしに伸びたり縮んだりするんですよね…🙃(笑)

そうすると迎えに来るのにこっちから連絡しないといけないこともあったり、かと思いきゃ1人で勝手に帰る子もいたり…

子どもだし、と思っていても、私が思っている以上に大人でしっかりしていて、むしろこっちがしどろもどろ、なんてことも多く(笑)でもやっぱり「子供」である以上こちらがしっかりと面倒を見る責任もあるし…とかいろいろ考えて、もう嫌!てなるときもありました(笑)

 
 
書き出したらキリがないですが(笑)本当に今まで当たり前に享受してきた恩恵がこんなにも大変な労力の賜物だということを、今回の経験を通して知りました…
次にオペラの現場に立つときは、いろんなことが違って見えそう。
感謝の気持ちが溢れ出そう。😂(笑)
 
 
本番は、私は舞台袖に待機してこれまた人生初の影アナもしました!

緊張したけど楽しかった(笑)
 
長々と書きましたが、なんせ制作という役職の人が何をどこまでやるのか、右も左もわからない中で、いろんな人に迷惑をかけ、いろんな人に助けてもらって、なんとか公演を終えることが出来ました…(もちろん舞台は文句なしに素晴らしかったです)


 
なんか、いろいろ書いてますが実際私がした仕事って本当に雑用に等しいというか(笑)そんなに大したことしてないのにこのしんどさ…!ってなったんですよね。🤣
そう考えると、企画・プロデュースと、主演まで務めた彼女のなんとすごいことか…どれだけ大変だっただろう…本当に尊敬します。
 
 
出演者の方も本当に素晴らしく、拙い制作陣に文句も言わず素晴らしい舞台を創っておられて、プロってすごい。と思いました。←
舞台部の方には本当にご迷惑しかおかけしてない…たくさんお世話になりました。
そして今回、共催だった市の芸術振興財団の担当者もなんと私もよく知る大学の関係者で、彼女にもたくさんたくさんお世話になりました…
 
主催、共催が近しい人でやり取りがしやすかったのが本当に救いでした…!



これからも歌手活動を続けていく上でとても大切なことを学ばせていただきました。
にしのみやオペラ、ありがとう✨
💓💓💓

Ayako Matsuura

コロラトゥーラソプラノ松浦綾子のHPです 出演情報や演奏会レポートなど 気ままに綴っています

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