関西歌劇団オータムオペラ《ヘンゼルとグレーテル》、終演いたしました!
日本でも比較的上演回数の多いこの作品ですが、私は今回初めて勉強し、ずっとやってみたかったグレーテル役を務めさせていただきました!
子供向けのライトな作品という印象とは相反して、ワーグナーのような重厚で複雑な音楽と、これでもかというほどに詰め込まれているドイツ語の歌詞…正直想像していた何倍も大変な作品でした…(笑)
そしてこのオータムオペラという企画は、本公演と違い稽古回数も非常に限られたなかで創っていくので、出演者たちはもう必死!
片手で数えられる音楽稽古と、各シーン初回の立ち稽古を終えたら次は通し稽古、という、なかなかに鬼畜なスケジューリングでした😂
そんな中ではありましたが、出演者・スタッフそれぞれが工夫と努力を凝らし、なんとか形にしてお届けすることができたこと、まずはほっとしております。
そして今回、相方のヘンゼル役が、今回がメインキャストデビュー!という蒔田さんだったこともあり、私はもう「新人・若手」の枠から外れつつあるのだということを感じたプロダクションになりました…!
これまではいつも私が最年少、ということが多かったですが、これからはきっと私よりもフレッシュな歌い手さんとご一緒する機会が増えて、私がリードしていかないといけない立場になるのだなと…心を新たに、ますます頑張らねば、と感じました!
とはいえ、まだまだベテラン歌手様たちには遠く及ばず…
去年の仮面舞踏会に続いての共演となったお母さんの西原さん、お父さんの松澤さんは、短い出演シーンながら圧倒的な歌唱力と抜群の安定感✨
親子シーンの幸せさたるや!
ドタバタなヘングレの2人を本当の親のように、温かく見守ってくださりました🥰
そして魔女の堀口さん!
ずば抜けた存在感で観客を魅了されておられて、圧巻でした…!👏
個人的に、オーディション前から「堀口さんの魔女見たいなあ~」と思っていたので、共演させていただけてとっても光栄でした💓
演出でどんどん怖くなっていく魔女…(笑)
素晴らしい方々と舞台でご一緒させていただく幸せを噛み締めました✨
ヘンゼルとグレーテルの二人はほぼほぼ舞台に出っぱなし、というハードな役どころでしたが、チャーミングなヘンゼルちゃんと喧嘩したり笑ったり泣いたり怒ったり…子供らしさを最大に意識して、テンション高めに駆け抜けました!
ありがたいことに「かわいかった!」というお声をたくさんいただいて、30歳になってもまだまだ子供に見せられるものだな、としみじみ感じております😂(笑)
体力的にはとても大変でしたが(笑)とっても楽しい舞台でした♪
そしてそして、舞台で使用した映像効果の素晴らしいこと。
これがあるだけで、舞台セットや大道具はほとんどなくても、世界観をぐぐっとリアルに感じさせてくれます。
シーンによって霧が出たり、魔法で色が変わったり…演出としてもとても効果的で、今後ますますいろんなことができるようになるかなあ、と楽しみになりました✨
稽古期間も短ければ、本番なんて本当に一瞬で終わってしまい、なんだか少し寂しいですが、これからも自分のレパートリーにして長く演じていきたい作品に出合い、素晴らしい方々と共演させていただき、とても素敵な舞台経験になりました!
共演のみなさま、スタッフの皆様!
そして最後になりましたが、当日お運びくださった皆様、本当にありがとうございました🥰
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