Stellina Concerto《仮面舞踏会》


10月8日、無事終演いたしました!
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
たくさんの温かい拍手に、胸がいっぱいになりました…


今回このプロダクションは、8年前の公演のリバイバル、ということで発足したそうですが、ぜひ若手の歌手にも出演して欲しい、という中で、オスカル役にお声がけいただきました!

他のキャストはどんな方なんだろう…とそわそわした中で、蓋を開けてみると大ベテランの先輩方ばかり、私以外はみなさん仮面舞踏会経験者でした。😳笑
そんなキャスト陣だったこともあり、稽古回数は最小限…そこから更に、緊急事態宣言などコロナ関連の事情により回数が減り、全員揃って稽古できる日は本当に数える程度しかありませんでした。



正直最初は、この未熟者なわたしが皆様の足を引っ張るわけにはいかない!と不安でいっぱいでした😭
ですが、そんな先輩方と一緒に歌ううちに、仮面舞踏会という作品の魅力を知り、オスカルという役の魅力を知り、そしてこの素晴らしい環境で歌える幸せを痛感し、最後は舞台が終わるのが寂しくて寂しくて…心からこの公演を楽しんでいる私がいました✨



オスカルはお小姓の役、ということで物語の中においても圧倒的に若い存在ですが、その音楽は他の登場人物とは違いとても軽やかで、マエストロからも、オスカルの存在は常に明るく、それまでの音楽の雰囲気をガラッと変える大きなエネルギーが必要な役だ、と常にご指導いただきました。
素敵なお衣裳を用意していただき、イケメン風になったわたし。(笑)

このプロダクションで私に与えられた役目を全うしなければ!と、歌声はとにかく明るく、そして軽やかに段上に駆け上がり、舞台の端から端まで元気に走り抜けました!笑

物語の中、エッセンスとしてオスカルの存在を楽しんでいただけていたら嬉しいです🥰



そしてなんといってもこの舞台、全員が本当にハマり役で、皆様本当に素晴らしくて🥺
それだけでも十分豪華なのに、本来の10分の1の人数で構成されたオーケストラは、マエストロご自身で編曲された特別なスコアで聴き応え抜群にアレンジされており、舞台は装置こそないものの、素晴らしく工夫された照明でその世界観を見事に表現していました✨
(写真はGPのもの)


GPまでは稽古期間含め、全員がマスクを着用し、演出も飛沫感染防止のため、人と向かい合ったり触れ合ったりすることのないように、最新の注意が払われていました。

10月に入ってからは全員が毎回抗原検査を行い、陰性確認を行なった上で、本番だけ!マスクなしで演唱することができました!💓
マウスシールドもパーテーションもなく歌える…これまで当たり前だったこのシンプルなことが、こんなにも幸せなのか、と全員が痛感したと思います。



個人的な話ですが、コロナ禍になってから常に何かに妨げられて歌ってきて、正直本番でスッキリと歌えた!と思うことがありませんでした…
ですが今回!この仮面の舞台では、久しぶりに自分の声がスッと通る感覚を覚え、本当に嬉しかった🥺✨


いろいろなことが重なり、自分の中でとても大きく、忘れ難い本番になりました。
カーテンコールではたくさんのお客様から温かい拍手を受け、感動!🥺

この舞台に立たせていただいたこと、本当に光栄でした。
共演の皆様、ご来場くださった皆様、ありがとうございました!!
最後は、春のロミジュリからこうもり、そして仮面と、半年ご一緒した昭浩さんと🙆🏼‍♂️笑

Ayako Matsuura

コロラトゥーラソプラノ松浦綾子のHPです 出演情報や演奏会レポートなど 気ままに綴っています

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