地主薫バレエ団公演〈人魚姫〉、終演いたしました!✨
バレエ団の皆様、おめでとうございました👏🏼
今回の公演は、地主薫先生が創作された〈人魚姫〉の再演!
本当に本当に素敵な舞台でした…💓
舞台を1から創作するというのはもちろん大変なことですが、もはや一体どうやったらあんな舞台を創ることが可能なのか想像もつかないのですが(笑)
物語の土台はあるものの、その1つ1つのシーンの演出・振付はもちろん、舞台全体を彩る音楽も、世界中に数ある音楽の中から1つ1つ先生ご本人が選び、つなぎ合わせて構成されたそうです。
単曲では私たちもよく知る有名なオーケストラ曲や歌曲などが使われているのですが、舞台を通してみると、まるでこの〈人魚姫〉のために書かれた音楽であるかのような気がしてくるほど、登場人物の心情や振付と絶妙にマッチしていて、終始感動が絶えませんでした✨
そんな音楽の中で、私は主人公である人魚姫の声を務めさせていただきました!
舞台袖から、みなさんの踊りを垣間見ながら…なかなかない経験!
人魚姫は15歳なので、“あくまでかわいらしく、でも人々を魅了する美しい声”ということで、あまりオペラティックになりすぎないように、透明感があって水の中を漂うような…そんな声をイメージして歌わせていただきました♪
バレエ音楽の中で「歌」の要素があるものは珍しいのですが、〈人魚姫〉のストーリーにとって、「声」というのはとても大事な要素です。
愛する王子のもとへ行くためにその声を犠牲にする人魚姫ですが、声が出せないことで王子に自分が何者であるかを伝えることができない、王子の記憶にあるその歌声を聞かせることができない…
そんな切ないシーンも舞台で描かれており、その心情表現が素晴らしく、リハーサルでは勝手にボロ泣きしてました😭(笑)
今回の舞台では悲劇の筋書きが採用されており、王子は隣国の王女と結婚し、人魚姫は泡になって消えてしまいます。
後半の声が出なくなってからの心情表現は、声を使わないバレエ舞台だからこそ最大限に生かされていると感じましたが、前半に「歌」の要素があることで、声を出すことができない人魚姫の切なさや苦しみがより引き立っていたのではないかと思います!
声で表現するオペラと、声を使わずに表現するバレエ、そんな2つの芸術が融合する素晴らしい体験でした✨✨
このような素敵な機会をくださった地主先生、本当にありがとうございました!
ちなみに、人魚姫以外にも、人魚姫の姉たちのコーラスと魔女の声を、関西歌劇団が担当いたしました!
カーテンコールのためだけに用意いただいたお衣裳…ありがとうございますm(_ _)m✨
オペラだけではなく、さまざまな舞台で声の魅力をお伝えしていけるよう、これからも精進してまいります!💪🏼
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